ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落060 [2014-04-11]


060 I realize this is throwing a bombshell in the face of age-old theory, yet the idea that physical man is a four-sense being can be logically demonstrated
060 私にはこれが大昔からの理論目掛けて爆弾を投げ付けるものであることは分っていますが、肉体としての人間は4つの感覚による存在であるとする見解は論理的に証明され得るのです。



【解説】
そもそも本講座の冒頭部分で著者はこのテレパシー問題が有史以来のテーマであり、近代になって「テレパシー」と名付けられるようになってからも、その取扱いは誤ったものとなって来たことを述べています。
人間は従来、5感の存在であるとし、テレパシーは第6の感覚だとされて来た訳です。しかし、本書は人間の心は4感の存在であるとしており、フィーリング(感じ)こそ、宇宙生命力に繋がる基本的な要素であるとしています。
そういう意味では、既存の4感はもっぱら結果、現象の世界、物質の世界に対する感覚であるのに対し、感じ(フィーリング)は物質にその活動を指令する宇宙的知性であるという大きな違いがあります。
私達はこれまで自分の4感にしか重きを置いて来ませんでしたが、自己の身体の生命活動も含め、あらゆる活動の原動力はこの感じ(フィーリング)によって与えられる訳で、この感じ(フィーリング)こそ、実際には力を有していることが分かります。
それ故に私達は自分の受ける印象や感じ(フィーリング)を注意深く取り扱うことが大切で、努めて良質なる想念を抱くようにしなければなりません。これら私達が心に抱く想念・印象が現実世界を突き動かす原動力となる訳で、私達はこの点を畏れるごとく自覚・自戒することが必要です。


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