ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落059 [2014-04-10]


059 In other words, feeling is the creative force within all forms. So the definition of telepathy as being a sixth sense was entirely wrong. Man is not a five-sense being . . . but a four! The fifth sense, or feeling element, through which telepathy actually works, is not a sense; but an intelligent force giving all manifestation conscious alertness.
059 言い換えれば、フィーリングとは全ての形有るものの内側にある創造的な力なのです。ですから、第6感であるとするテレパシーの定義は完全に誤っていたのです。人は5感の存在ではありません。そうではなく、4感の存在です。第5の感覚、即ちテレパシーがそれを通じて実際に作用するフィーリングの要素は感覚の一つではなく、全ての創造物に意識的警戒状態をもたらす英知の力の一つなのです。



【解説】
本文冒頭にある「フィーリングは創造的な力」こそ、重要なポイントです。
これまで私達は自分の感情、とりわけ「感じ」というものについて、あまりにも軽視して来たように思われます。目や耳その他で感じる最初の感情、即ち「感じ」というものの中に多くの場合、差別や裁きが多く含まれていますし、それらをそのまま放置することは良くないことなのです。それらの良くない性質が良くない結果を引き起こす力を持っているからです。
私達は自身の持つ感じ(フィーリング)をこれまで以上に重視して、そのような印象の出入りを監視する必要があります。これら私達の抱く感じは私達自身の身体や周囲の環境に大きな影響を与える力を有しており、それが本項で言う「フィーリングは創造的な力」を有するということでもあるからです。私達の心を通過するこれら想念を良質なものに整えることによって、それら本来の創造的な力が発揮され、人生に活かされることになるからです。
また、後半に説かれていることも大切な側面です。そもそも私達の心を構成する感覚は視覚、聴覚、味覚、嗅覚の4つであること、5番目となるフィーリングは感覚ではなく、万物を意識的にする知的な力であるということです。仏教用語に「浄心」という表現があるそうですが、その状況は心を通過する感じ(フィーリング)が私達の想定を超える大きな創造的力を有している故に、ポイントとされているものと思われます。


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