ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落055 [2014-04-04]

055 I knew that scientifically the human body was a marvel of construction beyond the duplication of man. Just one small function of the body, which scientists do not fully understand, is the working of the "chemical laboratories" within us which daily extract and distribute the essence of the foods we eat. This alone is proof that the natural actions of the body obey the laws of Cosmic Intelligence. It must then follow that the reasoning mind has become so immersed in the material world of effect, it has temporarily lost sight of its origin. Man did indeed "hide his light under a bushel."055 私は科学的に人体は人間というものの複製以上の驚異の建造物だということを知っています。人体のわずか些細な機能であり、科学者達が完全には理解していないこととして、私達の中にあって私達が食べる食物のエッセンスを毎日抽出し、分配している「化学実験室」があります。この一つをとっても人体の自然な行動は宇宙英知の法則に従っている証拠になります。そのことはまた、論じがちな心が結果の物質的な世界に余りにも夢中になっている為、心は一時的にその元の由来についての視野を失っていることに繋がっているに違いありません。人はまさしく「ともした明かりを升の下に置いてしまった」のです。
【解説】 自分自身を知るというテーマに関しては、各自の肉体各部、各側面について探求する中で、自ずと答えが見えて来るように思われます。 人間が人間として存在するには、丁度精密な絵画や彫像で外観上の人体を複製することは出来るでしょうが、それだけでは人間の機能を表すものとはなっていません。本項に記されているように人体深く存在する内臓組織の有機的な代謝活動がなければ人体を存続させることは出来ないのです。 この重要な化学反応があって初めて人体が機能し維持される訳です。この働きについて私達は自分のこととして今まで以上に真摯に受け止め、自らのこれら体内の諸活動をつぶさに観察し、その働きの源泉が何処にあるのかを知ろうとしなければならない筈です。 私達は日々、自らの身体と一緒に行動しています。24時間切っても切り離せない程、親しい間柄なのですが、その中身については実は私達の心はあまり関知して来なかったと言えます。それらの働きをじっくり観察する中で、自らの細胞達が実はテレパシーに基づいて行動していることが分かるという訳です。

第1部 2章 段落054 [2014-04-03] <<  |  >> 第1部 2章 段落056 [2014-04-07]