ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落049 [2014-03-31]

049 As I continued to watch the birds, insects and animals, I noticed they were alert to climatic changes before these took place. Heretofore, I had been content, as were others, to say, instinct; and relegate it to the realm of the mysterious extrasensory perceptions. But now this answer no longer satisfied me. I wanted an understanding of the awareness that had alerted the seedling oak to the topography of the terrain, then guided its roots in the proper direction; for I could now see that in the animal kingdom, this same instinct, or awareness, alerted the squirrel to the coming of a severe winter, warning him to store extra food to carry him through until spring. Why did not man, the highest expression of the Creator of forms, participate in this alertness?049 私が鳥や虫、動物達をじっと見守るにつれ、彼らが気候変化が起る前にそれらに十分気付いていることに気が付きました。これまででしたら、私は他の者達と同様、本能と称して満足し、それを神秘的な超感覚的な知覚力の領域に追いやっていたことでしょう。しかし、今はこの答えでは私を満足させません。私は樫の木の苗木に土地の地形を知らせ、その根を適切なる方向に導いた覚醒状態に関する理解が欲しかったのです。何故なら、今では、動物界の中でもこれと同じ本能、ないしは覚醒状態がリスに厳しい冬の到来を知らせ、春までの余分な食料を保持するように警告しているのを見ることが出来るからです。形有るものの最高位の表現である人間がこの覚醒状態に参加していないのは何故なのでしょう。
【解説】 私達のテレパシー開発の目的の一つが、本項に記された予知能力を身に付けることにもあります。それにつけても昔から火山噴火や大地震の前に動物達の異常行動があったと伝えられています。そういう意味では明らかに動物達は未来の出来事を予知する能力を持っていると言えるでしょう。 しかし、その仕組みは一般的には理解されておらず、単に「神秘」や「本能」というレッテルを貼られるだけでした。本講座はそれを深く研究し、そもそも予知や遠隔透視とはどのような原理で起こるものかを探求している訳です。これについては本項座を進んで行く中で理解が深まるものと考えています。 根本は宇宙源泉からの啓示ということになるでしょうが、私達の心がそれら源泉の方向に耳を傾け、眼を凝らす中で自然にそこから無尽蔵に与えられる印象(情報)に気付くことが出来るようになる筈です。仏教では観音様や阿弥陀様の導きに素直に従うこと、その御声を体内に取り入れると表現するのかも知れません。その心境を一度掴めれば、次からはその心境に常時なれるよう自らの心を制御して、その状態を保つことで、次なる導きの声を聞くことが出来ることになります。 自然の動物達が過酷な環境下にあってもかくも落ち着き、今この時の生活を楽しんでいられるのには、そうした導きの声を聞いているからに他なりません。

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