ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落050 [2014-03-31]

050 The answer came silently, yet with unmistakable knowing. "Those who do not receive have closed their minds to the Cosmic Intelligence."050 その答は静かに、しかも揺るぎない知識を伴ってやって来ました。「感受しない者は宇宙の英知に自らの心を閉ざして来たのです。」
【解説】 どうして他の動植物は創造主からの印象を享受しているのに、人間だけがそれが出来ないのか、本項は明確にその理由を記しています。人間自ら、その声に心を閉ざしているという訳です。 この問題は単純と言えば単純ですが、実際に取り組むのは容易ではありません。「悟り」と表現される状態が長年月の修行の末に辿りついた心の状態を指す訳ですが、そこに至るまでには長い時間の心に対する修練が必要であった訳です。私達には自尊心をはじめ、羞恥心、妬み、驕り、貪欲など様々な問題があります。また生きている現実環境は競争社会であったりして、その中で生き延びる道を求めて歩んでいるからです。 こうした中で人間の本質に迫る印象の声を聞こうとする態度は貴重な存在とも言えます。これらは一朝一夕には達成しない課題ですが、その取組みの価値は他に比べるものが無い程、貴重なものであり、私達の次の生涯にも直結する大事な訓練と言えます。 たとえ目標とする心の状態は容易に達成できるものでなくとも、私達は他の動植物を良く観察し、自然の中の生きた事例から多くを学び取らなければなりません。彼らの生き方や死に方を手本として自然の法に沿った生き方とは何か、瞬間的に湧き起こる宇宙的印象に従うことは、どのような心境を指すのかを学ばねばなりません。

第1部 2章 段落049 [2014-03-31] <<  |  >> 第1部 2章 段落051 [2014-03-31]