ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落044 [2014-03-13]

044 Have you ever stopped to consider what would happen to our planet if insects were to be suddenly withdrawn? Life, both animate and inanimate, would cease. Mother Nature depends largely upon these tiny life-forms for pollination. Remember, it is the bees and others of the insect world, laboriously traveling from blossom to blossom that propagates for her. So without the vital part they play, all vegetation would eventually die out

044 貴方はもし、昆虫達が突如として引き上げたらこの惑星にどのようなことが起るかを考えたことがありますか?生物も無生物もともに生命は途絶えてしまうことでしょう。母なる自然はこれら小さな生命体に受粉の多くを依存しています。花から花に精一杯移動し自然の為に繁殖しているのは、昆虫の世界のミツバチやその他のもの達であることを忘れないで下さい。ですから、彼らが果たすその極めて重要な役割無くしては、全ての植物はついには死に絶えてしまうことでしょう。





【解説】

どなたにも蜜を求めて花から花へ慌しく飛び回るミツバチその他の昆虫を眺めたことがあると思います。また古来より人間はハチミツを栄養に富んだ食品と気付いていました。そのミツバチ達の活動の本来の意義は花の受粉活動にある訳で、私達人間のハウス栽培のみならず、自然界のあらゆる植物の受粉を担う彼らの活動は無くてはならないものです。

そのミツバチが最近、急速に数を減らしているというニュースが流れています。農薬その他の原因が指摘されていますが、また確定していないようです。これら小さな働き者が植物界の繁栄を支え、更には人間を含めた動物界の生きる糧を支えていることに私達は気付かねばなりません。

故熊田千佳慕のミツバチの絵本を一度、見たことがありますが、実に繊細、克明に描かれています。あるテレビインタヒューで熊田氏は「自分は線で画を描く。そこには消しゴムで消すような作業は無く、よくよく観察した末、画に向かう時は線の一本一本迷うことなく描くことを心情としている。」という趣旨のお話をされていました。

良く観察するとは、そのように対象と一体感、同一感が得られる程に相手に関心を持ち、心のレベルにおいても同化するような観察を言うものだと思います。そうすればたとえミツバチ一匹とも意思を通わせるまでの交流が出来るように思います。


第1部 2章 段落043 [2014-03-12] <<  |  >> 第1部 2章 段落045 [2014-03-14]