ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落037 [2014-03-04]

037 My gaze slowly traveled from wonder to wonder until it rested on the grass at my feet. Here, too, was the miracle of creation. As I stooped to study the slender, green blade, I realized humbly that no man on earth could create it. Nature alone had germinated the seed, guided the spear through the hard crust of the soil to the light of the sun, and brought it to full maturity.

037 私の注目は驚きから驚きへと移り、遂には足下の草に止まりました。ここにもまた、創造の奇跡がありました。私は屈んで細めの緑の葉を調べた結果、地球の誰一人としてこれを造り出すことは出来ないことを率直に自覚した次第です。自然が只独り、その種を発芽させ、幼芽を硬い土の塊の中で、太陽の光に導き、完全な成熟まで育てたのです。





【解説】

普段は何ら気に留めることもなく、踏みつけている野の草一本にも自然の驚異があるのだと本項は説いています。

種から芽を出し、各々の種の集大成に向かって成長する姿の背後には自然がその成長の詳細を促し、育てていることを私達はよくよく観察し、自覚しなければなりません。

自然界の生きもの全ては、こうして変化し成長しています。肉眼ではあまり変化は認められないかも知れませんが、それでも1日単位、1週間単位で見ると植物達が驚くべき変貌を遂げることが分かります。花の開花、新芽の成長等、身近に変化を見ることが出来ますし、これら生命活動を支える自然の力に気付くことが出来る筈です。

私達は本来、こうした植物と同等以上の存在として創造され、より高次な成長に向けた支援・指導の声が与えられている筈です。その声(瞬間的な印象)に素直に従って、自らの成長を遂げることが各自の生きる目的と言えるでしょう。


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