ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落029 [2014-02-18]

029 When we are able to employ this same joyful, relaxed state of mind in our daily living, our consciousness will be raised to the place where impressions of a universal value will come to us naturally. This does not mean that man will then ignore the world around him, for he was born on this earth to live as a participating unit with the whole of humanity, and he has not the right to withdraw. True understanding, or evolvement, will enliven his interest in his fellowman, for he will then recognize a kinship with all he beholds.

029 私達がこれと同じ楽しく、リラックスした心の状態を日常生活に適用するなら、私達の意識は宇宙普遍の価値がある印象類が自然と私達にやって来る位置に押し上げられることでしょう。このことは人が自分の周囲の世界を無視するようになることを意味するものではありません。何故なら人はこの地上に人類の全てと共に一つの構成単位として生きる為に生まれて来たからです。そして人には脱退する権利は無いのです。真実の理解、或いは進化というものは同胞への関心を活気づけます。何故なら人はその後自分の見る全てのものに親近感を認めるようになるからです。





【解説】

先ずは私達の精神状態、心の状況をリラックスした、何ものにも開放的な状態にすることが必要だと説かれています。心が何かに執着していたり、怒りその他の興奮状態では印象への関心など持てる筈もありません。

心を常に宇宙から来る印象類を待つような状況に保つことで、自然とそれらに気付くようになり、やがては自らの進化に繋がる宇宙的な志向を身につけることになります。その結果は、本文に記されているように、人間本来の創造主の似姿としての役割を果たせるようになるというものです。

私達は肉体とともに結果の世界に生きている訳ですが、同時に心や想念という原因の世界にも生きている訳で、まずは後者の心や想念の保持すべきレベルを高め、より高次、広範囲からの印象に対して、心を開放して置くことが必要だという訳です。


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