ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落018 [2014-02-03]

018 Conscious thought is known on all planes of consciousness. Its character cannot be hidden either by soft whispers, or dramatic inflections; nor can its meaning be concealed by the clever manipulation of chirographic symbols. Cosmic thought is stark truth; it cannot be distorted. It is the law of activity which must, and does, indiscriminately produce action and reaction in whatsoever form becomes its point of contact.

018 意識的な想念は意識の全ての局面において知られます。その性質は穏やかなささやき、或いは劇的な抑揚によって隠されることは出来ませんし、その持つ意図は書道の文字の賢い操作によって隠すことも出来ません。宇宙的な想念とは厳格なる真実であり、ねじ曲げることは出来ないのです。それは何物であれそれが接触する形有るものにおいて区別なく作用や反応を生み出さねばなりませんし、現に生み出している活動の法則なのです。





【解説】

テレパシーとは何かを本項では説いています。

私達はとかくテレパシーを何か特殊な能力と考えがちでしたが、実はそれが宇宙で繰り広げられている「意識的な想念」の作用なのだという訳です。つまり想念というものは必ず伝達先の個体に何らかの作用をもたらすものだということで、言葉や文字その他上辺(うわべ)の取り繕いで隠せるようなものではないとしています。

私達はここで自ら発する想念の威力について十二分に自覚する必要があることに注意すべきです。自ら発した想念が受け取り手に直接作用を及ぼす訳ですし、互いの怒りの想念が周囲に拡散すればやがては戦争への広がることも有りえるものです。今日世界中で人々の争いが起こっておりますが、平和的に物事を進められないのが私達地球の問題なのです。

そうした戦いの中では憎しみの想念が更に憎しみを生み出し、エスカレートしているということでしょう。私達はこの想念の作用を十分自覚して、この惑星の状況をこれ以上悪くしないよう、正しい想念の放出者であらねばなりません。


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