ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落012 [2014-01-24]

012 In recent years there has been a greater trend, than ever before known during this present civilization, toward the advancement of ideas that would produce a better understanding, and a more enduring relationship, between men and nations. The advent of radio, television, wireless telegraphy, etc., has done much to unite the world. Naturally, this has led to discussions among learned men as to the feasibility of evolving a universal language; for they know it would further facilitate intercourse between the peoples of different nations. Although several so-called universal languages have been compiled, such as Esperanto and Ro, to date no word-system has been developed which will meet with the approval of all nationalities.

012 近年ではこの現在の文明の中で、これまでに無い程、人々と国々の間でより良い理解と永続できる関係を作り出す概念の発達に向けたより大きな傾向が存在するようになりました。ラジオやテレビ、無線電信その他の出現は世界を結束させる為に大いなる役割を果たしました。自然の成りゆきとして、このことは知識人の間に普遍的な言語を発展させる実用性について議論を導くこととなりました。何故なら、彼らはそれが異なる国の人々の間における交流を促進することを知っているからです。エスペラントやロー語等、いわゆる普遍的言語と呼ばれる幾つかの言語が編纂されましたが、今日までどの言語体系も全ての国家の承認を得る程には発展していません。





【解説】

本文が執筆された1958年当時と比較して、その後の世界における交流の拡大状況には目を見張るものがあります。衛星放送や電子メール、インターネットの普及により、今日では居ながらにして地球各地の友人と連絡をとり、また航空機により私達庶民も海外旅行に出掛けることが出来るようになりました。

こうする中で、問題となるのは言語の違いです。昔はめったに訪れる訳ではなく、異国として言葉は通じなくてもやむを得ないとして来ましたが、これからは現地の方々と共同で仕事をするケース等、より深い相互理解が求められる上から、互いの共通言語が必要になることになります。

本項では、エスペラントについて触れられていますが、もはや現実的ではなくなってしまいました。以前、アダムスキー氏がこれからは米国英語が共通語になると何処かで述べられていた記憶があります。遙か昔、私の中学・高校の頃です。その後の動きを見ると、今日では英語が国際社会の共通言語になっているように思います。

しかし、後述されるように、世界共通語のニーズは、より深い所から湧き上がって来ている点に、私達は着目しなければなりません。動植物を含めた印象の交流こそ、テレパシー開発の目標なのです。


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