ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落011 [2014-01-23]

011 In olden times, telepathy was attributed to black magic or witchcraft; but through actual experiments carried out by the universities, it has conclusively proved itself to be a definite fact with which to be dealt. However, that first statement made by the Psychical Research Society has been a dangerous snag upon which science is now floundering; for working from the hypothesis that telepathy is outside the "normal" operation of the recognized sense organs has caused science to place the subject in a field of mystical assumption; rather than of practical analysis. This has resulted in a well-meant but worthless foundation upon which to build. It is now time to lift telepathy out of the confusion surrounding it, and place it once more upon its true foundation as the cosmic universal language.

011 昔、テレパシーは黒魔術や魔法に帰するものとされて来ましたが、大学によって実施された実際の実験を通じて、それが明白なる事実として取扱われるべきものであることが最終的にはっきりしました。しかし、心霊研究協会によって出された最初の声明は今や科学がもがいている危険な障害となっています。何故ならテレパシーはこれまで認識されてきた感覚器官の「正常な」作用の範囲外であるとの仮説から来る研究は、科学に対し実際の分析よりは何か神秘的な仮説の分野にその課題を設定させてしまったからです。このことは結果としてよかれと思ってのことでも、打ち立てるには価値のない基礎になってしまいました。今やテレパシーをそれを取り巻く混乱から引き上げて、宇宙普遍の言語としての真の基盤の上に乗せるべき時になりました。





【解説】

おそらく中世ヨーロッパの昔は、正統とされない能力者は魔女・異端として、時の教会組織から迫害を受けたものと思われます。それから時代を経てテレパシー研究が始まったものの、依然として通常の感覚とは異なる作用を出発点とする研究であった為、その後の正常な発展が出来ないでいると本項は解説しています。

何事も最初の出発点、見据えるべき方向性が大事だという訳です。

実は、他のテレパシー研究者と違い、私達は既に他の惑星人の持つテレパシー能力について聞き及んでいる訳ですし、立派な実例を知っていることがここで大変重要になります。テレパシー能力を身につけることはどういう意味があり、どのような状況になるかについて、その最終形を知っている訳で、その点、安心して先に進めることになります。

同じような身体を有する中で何処に他惑星人達との相違が起こるのか、私達は理解力が不足していると言いながらも、その状況に近づくため、一歩一歩前進する必要があります。


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