ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落010 [2014-01-22]

010 Interest ran high for a short time, but the subject was eventually relegated to the shell of unsolved problems. It was not until ten years after the termination of World War I, that science considered telepathy important enough to incorporate it into the work of the research departments of several of our leading universities.

010 少しの間、興味は高まりましたが、結局、そのテーマは未解決の問題という殻に追いやられてしまいました。科学がテレパシーを我が国の先導的な大学の幾つかの研究部局の仕事として組み入れるに足る重要な課題と考えたのは、第一次世界大戦の終了から10年が経ってからのことです。





【解説】

世の中、何事も最初は興味本位で関心が高まりますが、問題の本質はそうたやすく取り扱われるものでない為、結局は何も理解されないまま放って置かれるのが常のようです。

ある人には理解でき、実践出来るものが別の者には理解できないことも多いものです。理解力を高める為には、人それぞれ努力を積み重ねる必要があります。同じ景色を見ても受ける印象、感動する度合いが何故かくも異なるのかは、本人の受ける想念の幅、光で例えるなら受ける想念の波長域が広いか狭いかの違いがあるように思われます。これまでの経験が乏しく、他の者への関心より自分自身への拘りが勝っていれば自ずと印象の幅も狭くなってしまうように思われます。

さて、こうしてテレパシーの研究は第一次世界大戦後に研究分野の一つとして取り上げられることになったと本文は解説しています。人間の持つこのような潜在能力がその後、どのように研究されたか、私自身、調査不足を否めませんが、少なくてもまだ一般にはテレビ番組等で「超能力者」として紹介されている限りは、その後の研究においても真の精神科学として確立してはいないように思われます。


第1部 1章 段落009 [2014-01-21] <<  |  >> 第1部 1章 段落011 [2014-01-23]