ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落009 [2014-01-21]

009 Our present civilization has always been awed by the ability of certain of its members to receive visions of forthcoming events, or mental impressions of incidents occurring at a distance. Not until 1885 was this enigma labeled and placed in the scientific files for investigation. In that year, the Physical Research Society through Mr. Myers, an outstanding figure in that field of investigation, issued the following statement: "We venture to introduce the word 'Telepathy' to cover all cases of impressions received at a distance without the normal operation of the recognized sense organs."

009 私達の現在の文明はこれまでも、その構成員の中に将来起る情景、或いは遠くで起っている事故の心的印象を受けるある能力を持つ構成員によっていつも畏れられて来ました。1885年以前はこの謎めいた出来事は調査の必要な科学的ファイルの中に分類され置かれることはありませんでした。その年、この分野の調査では著名な人物であるマイヤー氏を通じて物理研究協会(訳注:実際には"the Society of Psychical Research心霊研究協会"と称される学術団体であった)は以下の声明を出しました。「私達は『テレパシー』という言葉を認識されている感覚器官の平常な作用によらず、感受する全ての印象事例を指し示すものとして思いきって導入することとする。」





【解説】

「テレパシー」という言葉の由来は19世紀後半に遡るという訳です。しかし、その後の学術的な解明は進んでいないのではと思われます。その他の科学技術の進歩と比較して、人間の精神的内面に関わる分野の難しさを示しているとも言えるでしょう。

しかし以前に、この種の「技術」に対して、軍事的側面から研究が行われているとかという記事を見たことがあります。遠く離れ地表と隔絶された深海の原子力潜水艦の乗組員への意思伝達や敵の動静を遠隔地から把握する能力者を配備する等の事例です。

このように実はテレパシーは現代社会においても未だに神秘のままであり、特殊な能力として見なされ、その価値を見出した軍事部門が密かにその能力を高め、相手よりも優位に立とう等という「地球的な応用」について人知れず取り組まれているものと思われます。

しかし、私達は、そもそもテレパシーを誰もが応用できる基本能力として推奨したい訳であり、動植物その他万物共通の言語の一環として学ぼうとしているのです。


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