ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落003 [2014-01-08]

003 Man is a thought in action. However, through his limited understanding he has caused the distortions which have resulted in the chaos he finds around him today. Man has the tools with which to work; but he has lost his awareness of their ability to serve him in the greater field of selfless, self-expression.

003 人は行動する一つの想念です。しかし、その限られた理解のために、人は今日、自分の周りに見る混沌の原因となる歪みを引き起こしています。人には役立つ諸道具が備わっています。しかし、人は無我の自己表現という、より大いなる分野で自分に仕えるはずのそれらの能力についての知覚を失ってしまっているのです。





【解説】

人間の本質は行動する想念だと本項は説いています。言い換えれば想念を基に行動する姿に人間の本質がある訳で、そこには想念と行動という二つの側面があることになります。この内、想念はその行動の源となるものであり、想念を行動で表現することに私達人間の本来の役割があることになります。

また、本文では、私達には既に様々な能力が備わっていて、それらを使わないまま、或いは誤って使う為に歪んだ環境や混乱をもたらしているとしています。私達の何処に誤りがあるのか、それがどのようにして現実の状況に結びついているのかを探求すべきことは言うまでもありません。

それには創造主の指導の声に耳を傾け、自然の法則に沿って命を惜しまず行動している自然界の生きもの達を深く観察し、自分との違いを学ぶことが重要でしょう。本書に記されている自然界の仕組みについて正しい知識を身に付けることも必要になるという訳です。


第1部 1章 段落002 [2014-01-07] <<  |  >> 第1部 1章 段落004 [2014-01-09]