ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落385 [2013-08-27]

385 For some this will be difficult with their eyes open, for the attention will be distracted by things that are seen, so it will be best to close the eyes in order to focus the full attention on the impressions or pictures that come. At first this should not be done for more than five or ten minutes at a time. And do not expect too much at the beginning.

385 ある者にとっては眼を開けていてはこれが難しいでしょう。見えるものによって注目がそらされてしまうからです。そこでやって来る印象類や映像類に全注目を集める為、眼を閉じることが最も良いと思われます。最初はこれを一度に5分ないし10分間以上行われるべきではありません。また、最初から多くを期待してはいけません。





【解説】

本項は印象は目や耳という既存の感覚器官とは異なるルートでやって来ることを示しています。また、既存の感覚が印象の感受の妨げになることをも示唆しています。しかし、仮に周囲からの音を遮断した暗室内で瞑想していたとしても印象を感受し易くなるというものでもなさそうです。それほど、私達はこれまで印象に鈍感になっていたという訳です。

しかし、著者が説いているように急いで結果(成果)を追い求めることも禁物です。類は類を呼ぶというように、本来の意識からの印象でなく、つまらぬ過去の残留物や同類からの劣る内容の想念に対して門戸を開くようなことにもなるからです。

よく嵐の前に動物が普段と異なる行動をとったり、半年後の降雪を知っているかのように自らの子孫となる卵を例年とは異なる高さに産み付けるカマキリの話等、野生の動物達の将来を見越すかと思われる行動の話は尽きることはありません。彼らは自分の生命を賭けてこれら印象の声に従っている訳で、私達の本件については、決して遊び半分で行うことなく、私達の進路を決める重要な事柄として取り組む必要があります。


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