ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落370 [2013-08-06]

370 Before we proceed with the lesson promised I want everyone to recall that the so-called material world is an effect of the so-called spiritual or invisible side of life. Like an idea that is invisible to those around you until you explain it in words or create the idea into a form for them to see. So it is with all that we know - the invisible supporter of that which is visible. Just recently scientists have learned the process of how to draw upon invisible space for certain materials, as today there are more elements known than there were a few years back. And there are now several precious metals that are too costly to produce on a large scale at this time. But the substance for them was taken out of space, which is invisible. This is a proof that out of the invisible comes the visible and back to invisible. And over and over the process goes on. This should give us support for our next step in viewing and traveling in the Cosmos without the mystical application. But with an extension of our sense mind into the conscious sea of life.

370 お約束した教科に進む前に、私は皆さんにいわゆる物質世界は生命の内、いわゆる精神的ないし目に見えない側の結果の一つであることを思い出して欲しいのです。それは貴方がそれを言葉で説明したり、見える形に造り上げない限り、貴方の回りの人々にとって貴方のアイデアが見えないのと同様です。それは私達が知っている全てについても同様です。目に見えるものに対する目に見えない支持者の存在です。丁度最近、科学者達はある物質について目に見えない空間から引き寄せる手法を学び取りました。数年前より、多くの元素が発見されているからです。そして今や、現時点では大きな規模では造り出すのにあまりにも費用がかかる数種の貴重金属が存在します。しかし、それらの物質は目に見えない宇宙から取り出されました。これは目に見えない所から目に見えるものが出現し、再び目に見えない世界に帰って行く証でもあります。そして何度も何度もその過程は継続します。このことは私達に、次の段階として神秘的な応用によらずに宇宙を眺め、旅する際に支援を与えて呉れるものです。しかし、それは私達の感覚心を生命の意識の海にまで広げることが前提です。





【解説】

私達が暮らすこの物質世界は実は結果に過ぎず、それを支えるのは目に見えない因の世界であると説いています。何か「般若心経」の「空」と呼応するイメージを持たれるのは私一人ではないのではと思う次第です。それ程に実は目に見えない因の世界の働きこそが重要な訳で、それに対応する私達の感覚心や意識等、いわゆる精神面の機能が取り組みの対象となっている訳です。

無から有が生じることは、素粒子実験等でも明らかになりつつあるようですが、本書で言うように空間から様々な原子を取り出すことすら出来るようになるのかも知れません。

このように可能性を秘めた空間ですが、私達は自らの感性を高めてその可能性の海に漕ぎ出す勇気が必要です。大事なことは何事にもそれを支える因の力があり、そのお蔭で結果物の世界が成り立っていることです。私達の暮らすこの地球もその自転速度がわずかに変化しても、甚大な影響がもたらされるでしょうし、その大いなる因の作用が少しでも弱まればこの惑星の存在も危うくなることは間違いありません。


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