ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落359 [2013-07-22]

359 All that a person has to do is to look at the thoughts expressed by man today to see how foreign they are to cosmic principle. And we know how hard it is for a man to accept cosmic principles, showing the vast difference between the two manifestations. This is why he feels that he needs perfection, for the mild conscious feeling is still present as a perfect manifestation. Even though he became foreign to it he feels that there is perfection some where. And this feeling pulls him towards its accomplishment. But man will never reach this state by taking the highways of least resistance. This has been proven through the ages. Only here and there an individual has traveled on the right path, through self will and not yielding to opposition from the masses.

359 人が為さねばならないことの全ては、今日人間によって表わされた想念類が如何に宇宙的原理に縁遠いかを見ることです。そうすれば私達はそれら2つの現れの間にある途方も無い距離が見える等、人間にとって宇宙的原理を受け入れることが如何に困難であるかが分かります。しかし、これが人が完徳を必要とすると感じる理由です。何故なら穏やかな意識の感覚が完全なる現れとしてそこに存在するからです。人がそれに対して異質な存在になったとしても、人は何処かに完徳が存在すると感じているのです。そしてこの感じがその者をして成就に向けて引き寄せます。しかし、人は抵抗の無い道を通ってはこの状態に到達できません。このことは世代を通して証明されています。わずかにあちこちに個人が自己の意志を貫き、大衆からの反感に屈せず、正しい道を旅しているだけです。





【解説】

自分や他人をよく観察すれば、それらの行動が如何に宇宙的な性質のものとかけ離れてしまっているかがよく分かります。これが地球の実情なのです。

従って、それらに異議を唱えることは、イエスの時代の洗礼者ヨハネのように当局から弾圧されたり、多くの人々から反発を受けることもまた、現実でしょう。かつて多くの教師が地球を訪れ歩むべき道を説いた筈でしたが、未だにこの惑星は精神面に関する限り、太古からの状況が続いているという訳です。

しかし、これに対し、実は人間の内側には、本来の目的地が存在すること、そこに向かって歩みたいとする要素が残っていると本項は説いています。それが私達にとっての救いではありますが、その道を歩むことは実は容易ではないとしています。多くの困難や苦痛を伴うその道を少数の個人がそこここで、一人歩んでいるというのが実情です。


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