331 As near as we can tell, each cosmic cell has a master unit with smaller molecules about it. The early scholars not knowing this, contacting this master cell unit, assumed that the information was coming from a highly developed spiritual guide. But in reality they were getting the impressions from within themselves. As the human body is made of billions of cells, there are billions of master cell units within its structure. And trillions of lesser molecules like a Queen bee with hundreds of workers.
331 出来る限り現実に近いように説明すると、各々の宇宙的細胞には周辺に小さい分子を配した一つのマスターユニット(訳注:統制集団)があると言うことができます。初期の学者達はこのことを知らないまま、このマスターユニット細胞の1団に接触した際、情報が高度に発達した霊的ガイド(訳注:指導霊)からもたらされたものと考えていました。しかし、現実には彼らは彼ら自身の中から印象類を得ていたのです。人体は何十億もの細胞から成り立っていますので、その構造体には何十億ものマスターユニット細胞があります。そして、女王蜂が何百もの働き蜂と居るように、それは何兆もの下位の分子達とともに居るのです。
【解説】
細胞については専門外なので、詳しくは存じませんが、重要と思われる事項なので、敢えて私見を述べさせて戴きます。
細胞には「核」があり、その中にはDNAがいわゆる染色体として収められています。どうも著者はこの細胞の中心的存在である「核」を「マスターユニット細胞」と表現しているように思える訳です。
私達の科学レベルでは未だ、明らかにされていませんが、その核の中にはDNAあるいはそれを統括するようなある種の分子集団があり、それが細胞を司っていると解釈出来ます。また、私達の心に印象波を通じて情報を与えるのも、これらの分子群ということでしょう。
こうした情報に心が接することが出来た場合、心は自分にアドバイスを与えてくれる存在を「指導霊」とか「守護霊」とかと想像しがちなのですが、実際にはその多くは自らの細胞から発せられているという訳です。
もともと、細胞が寄せ集まって人体が構成されると説明していますが、そもそもそれを可能とする英知が存在しなければ、細胞は腫瘍のように無秩序に拡大し、本体の肉体を死に追いやる程の本末転倒の増殖しかし得ないことになる筈です。本項は実は一つ一つの細胞の中には、全てを知る分子郡の一団があり、活動を統制しているということを明かしているのです。
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