ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落325 [2013-05-31]

325 May I suggest a scientific experiment which is just as good as any that one may practice. In the June 12, 1964, issue of Life Magazine is an article dealing with color frequency recognized by scientists. It is good for it deals with two phases of development that are quite essential for one's growth. And they are feeling and memory. The experiment is conducted by placing the first three fingers on the different colors while blind-folded. And one is to detect the vibration or frequency eminating from the color, thus being able to name the color. This helps to develop the feeling or touch sensitivity. For frequency or vibration is nothing but a feeling that imposes itself upon the sense mind. One should be very careful about this and once you are able to get the color right endeavor to remember the feeling you get from each color. This will develop a certainty that will stay with you and serve in many fields. And don't forget that a feeling or vibration is actually consciousness alerting the senses.

325 ここで練習するのに丁度良い一つの科学実験をご提案したいと思います。1964年6月12日号の雑誌Lifeに科学者によって存在を認められた色周波数を取扱う記事が出ました。それは人の成長にとって全く不可欠な二つの発達段階を取扱っており、良いものです。なお、その二つとは感じ(訳注:フィーリング)と記憶です。その実験は最初に目隠しをされたまま3本の指をそれぞれ異なる色に置いて行われます。そして色から発せられている振動ないし周波数を探るのです。これは感じや触覚の感受性を発達させるのに役立ちます。何故なら周波数や振動は感覚心にそれ自身の存在を気付かせようとする感じでしかないからです。これについては人はとても注意して行う必要がありますし、一旦、正しい色を把握できるようになったら、各々から得られた感じを覚えておこうと努力して下さい。これによって以後、貴方にとどまり多くの分野で役立つことでしょう。そして感じや振動とは実際には感覚に警報を発する意識なのだということを忘れないで下さい。





【解説】

第8課の最後に著者は一つの具体例として、私達の手指が色の波長も感じ取ることが出来ることを私達に示しています。

もちろん、指の機能には目のような器官はないのですが、細胞の一つ一つは広範囲な波動を感知・認識することが出来るとしている訳です。

このような細胞の波動感知能力は色の判別のみならず、想念についても容易に及ぶものと思われます。よく言われることに、人間の赤ん坊が最も周囲の状況、とりわけ家人の想念状況を感知できるとされることがあります。幼児期の記憶が年老いても明瞭に残るのは、こうした生まれたばかりの細胞の感受力と記憶力が如何に優れているかを物語るものだと考えます。

私達は年を重ねる内に、このような微妙な感性が鈍くなり、無感動・無関心な人間に成り下がってしまいがちです。絶えず自分の肉体の細胞の可能性を広げる努力が重要であり、そうした能力開発の成功体験を数多く持ち、その時の自らの心の姿勢を記憶し、その体験を大切にしなければならないと著者は私達に示しています。


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