ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落307 [2013-05-02]

307 One should not question what the consciousness has to reveal before the full revelation comes. And you should fear nothing - for that could cause you to lose the sequence of the lesson. For as we know the mind has been accustomed to fear that which it does not understand, and reject that which is unpleasant, due to the wrong teachings it has been subjected to. But we know that every manifestation fits into every other one, it must be so in order for the Cosmos to be complete. And when this is understood by the mind a beautiful unfoldment will come, each part of the puzzle falling into place to make a complete picture. And it will not reject anything.

307 完全な啓示が来る前に意識が明らかにしようとしていることに疑問を差し挟まないようにしなければなりません。また何物も恐れてはなりません。レッスンの一連の流れを失うことになるからです。私達がよく知っているように、心はこれまで服従させられて来た過った教えのせいで、理解しないものを恐れ、不愉快なものを拒絶することに馴れさせられて来ました。しかし、私達はあらゆる現れが他のもの一つ一つと調和することを知っていますので、それもまた宇宙にとって完全なものになる為には必要であるに違いないのです。そしてこのことを心が理解するや、美しい展開が明らかにされ、ジグソーパズルの各々の一片は完全な絵を作り上げる為の場所に収まることでしょう。そしてそれは何物をも拒絶することはないのです。





【解説】

印象がやって来る途端、せっかちに良し悪しを判断してしまうと、その流れは停止し、再び元の流れはやって来なくなり、本来価値ある内容を掴むことが出来なくなると本項は忠告しています。印象については、とにかくありのままを素直に受け入れることが必要です。

本講座を通じてよく例に挙げられるのは、ジグゾーパズルです。その1片が丁度、バラバラに配られるような場合、受け取った本人は注意深く各ピース片が何処に当てはまるのかをその形や色調の特徴を踏まえて考察することでしょう。本来、陰となるピース片もそれがなければ主題のモチーフを映えさせることは出来ません。私達は与えられた環境の意味を深く考え、自分を通じてどのような絵画が表現できるかについて絶えず考えて置く必要がありそうです。

取りあえずはやって来る印象を素直に受け入れて、それが訴えるイメージを逃さないよう、注意深く取り扱うことです。印象をとやかく詮索して、以後の印象の流れを妨げることのないよう、取扱いには注意しなければなりません。このような印象の流れに遭遇したら、その全量を通すことを第一として、勝手な判断をつつしみ、その後に送り手の意思を学び取る姿勢が大切です。


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