ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落308 [2013-05-07]

308 Should you become aware of an interference from the sense mind, either through impatience or egotistical effort, discipline it as you would a child. This must be done immediately, for if you don't, something will be missing from the picture which could result in confusion.

308 もしも貴方がせっかち或いは自己中心的な活動から感覚心を通じた干渉を察知した場合は、その心を子供に対する様に躾けることです。これは直ちに行われなければなりません。何故なら、もし貴方がそうしなければ、その全体像から何かが欠落し、その結果、混乱を生じさせ得るからです。





【解説】

問題は絶えず生じる心の反応に対してとるべき姿勢です。私達のこれまでの経験から、心は自らの存続に係る問題については、実に深刻に捉えますし、他に為すべき事柄を放り出して次々に問題が拡大する事態を憂慮する訳です。そこには自らの身体は自分(心)が支配しているとの前提に立っていることが背景にあるように思われます。

一方、意識からの印象は精妙なため、余程心が静寂になっていないと捉えられないかも知れません。また、印象が流れて来ても、流入した途端に心が自らの意見でその流れを妨げれば、二度とその流れには遭遇できず、完結するストーリーは把握出来なくなります。よく小説家が長編の作品を描きますが、その際にも同様な印象の流れがあり、作家はひたすら印象の流れを原稿用紙に記すのではないかと思われます。そうする過程で、本人は印象の流れの経路となって、神の道具となるものと思われます。

私達はそうした創造主の現れの経路となりたい訳ですが、その為には私達の心をそれに対応できるレベルに引き上げなければなりません。本項で言う子供に対するのと同様にという表現は、自らの心を優しく訓練することを意味します。言ってみれば、意識からの印象は万人に平等、普遍に与えられ、太古の昔から未来永劫、現象世界に放射されている訳で、受信器(心)が対応出来るレベルに進化すれば、より多くの恩恵を享受することが出来ることは言うまでもありません。


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