ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落300 [2013-04-22]

300 So if we are to be a perfect manifestation of the Creator we should study nature more than we have, as it is the conscious expression of God. And we should observe and adopt its laws of oneness in the same manner that we adopt each other's habits and even look alike.

300 ですから、私達が創造主の完全なる現れとなるには、これまで以上に自然を研究することです。何故ならそれは神の意識の表現であるからです。そして私達は互いの習慣を取り入れ、姿も似て来るのと同様に、観察し、その一体化の諸法則を取り入れることです。





【解説】

自然観察の好例としては昆虫記のファーブルを挙げることが出来ますし、日本では細密絵本画家の熊田千佳慕、更には画家の熊谷守一を挙げることが出来ます。中でも熊田千佳慕は常に虫の目線で野原を観察し、優れた昆虫達の細密画を描いた画家として有名ですし、熊谷守一も自宅の庭から一歩も外に出ることなく、庭に生きるアリの観察から、躍動感ある優れた絵を残しています。

こうした作家は、皆、自然界の動植物をとことん観察した結果、その対象物と一体化出来、その細部にわたる行動を理解し、その意図を会得したものと思われます。本項で言う互いに似る程の一体感が生まれる段階まで観察を深めたということだと思います。

こうした「一体化」の訓練は、野山の生きものに限らず、あらゆる対象に適用することが出来る筈です。人対人の場合でも、カウンセリング手法としても十分役立つ手法ではないかと考えています。相手を理解する為に、その内部で息づく実体を感じ取ることで真の理解が深まるものと思われます。もちろん、こうしたことは、宇宙兄弟達を理解すること、或いは聖人を理解する上で活用する機会が与えられれば、更に素晴らしく、飛躍的な学習の機会になることは間違いありません。


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