ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落296 [2013-04-16]

296 May I present this in a different way for the purpose of understanding. Recently I was asked, "but what is God like?" It is not easy to describe God, for if a person feels what God is like he cannot find words to express it. But we can study His creation since all manifestations were born out of His consciousness and lives within His consciousness.

296 ここに理解を進める目的から、違った道筋をご提案しましょう。最近、私は「ところで、神とはどのようなものだろうか」と尋ねられました。神を描写するのは容易ではありません。もし、ある人が神がどのようなものかを感じたとしても、それを表現する言葉を見つけることは出来ないからです。しかし、全ての創造物が神の意識から生まれ出て、神の意識の内側で生きている為に、私達は神の創造を学ぶことは出来るのです。





【解説】

現代の私達は日常生活の中に創造主への関心や認識を必要としなくなってしまいました。もちろん、中世ヨーロッパのように生活の全てを宗教が取り仕切っていた頃に比べて、生活は楽になり、知識も増えたことは確かです。しかし、科学技術が発展した今日でも創造主が求められる時が存在することも確かです。

それは人間の生命の存続が危機的状況になった時、即ち生死の境であろうと思われます。その時、人は自らが誕生してからの年月を振り返り、終焉を迎える時とどのように過ごすかの問題になりますが、その際に改めて問われるのは、創造主への回帰です。

即ち、全ての外乱や環境の影響が認識から消えうせる時、出現するのがいつも一緒に居続けて来た自らの内の創造主に繋がる部分ではないかと思われます。

私事ですが、亡き母から聞いたことです。母の兄が若くして亡くなる時、不思議にも一時的に元気になり、何か花園の夢を見たとのことで、「良かった。良かった。」と言い残して息を引き取ったとのことでした。本講座の観点から言えば、自らの転生先の光景を垣間見て、その美しさをコメントしたものだと解釈出来ます。

いずれにしても、生死の境のドサクサになって慌てることのないよう、創造主について理解を深めようと日頃から研究、精進することが大事です。


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