ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落294 [2013-04-12]

294 All forms are stages of intelligence. This may not be easy to accept at first for 90% of form life does not have the type of mind that humans have. But they do possess consciousness - the life force of the form, and serve the purpose for which they were created. So once the human mind acknowledges this phase as it does associations with other sense minds, the blend is made.

294 全ての形有るものは知性の諸段階にあります。これは最初、受け入れることは容易ではないかも知れません。何故なら形有るものの生命体の90%は人間が持つようなタイプの心を持っていないからです。しかし、彼らは意識、即ち形有るものの生命力を所有しているのであり、それらが創造された目的に奉仕しているのです。ですから、一旦人間の心が他の感覚心との交流と同様に、この段階を認知すれば、融合が起こります。





【解説】

今まで、知性ある存在は人間だけで、自然界の他のものは、ただ決められた法則の下、自分の意思や知性は無く、事前にセットされたスケジュールのまま、自動的に生きているのだと私達は見なして来ました。つまり人間だけば考える機能、判断する自由意志を持っているとして来た訳です。それは種を蒔けば、何日後には発芽して、最終的に何時収穫出来るか決まっているという具合です。

しかし、生命の科学においては、本項で言う知性の段階の中で人間はその本来の位置にはなく、生命を理解し実践していないことが指摘されています。むしろ他の生物の方が余程本来の役目を果たしていることが繰り返し述べられています。

その理由の一つが本項に述べられているように、生命全体の9割が私達のような心を持たず、いわば自分の意思を無にして、自然の指導そのままに生きていることが挙げられます。即ち、好き嫌いはもちろん、痛みや苦しみを感じることなく、為すべきことを為しているということでしょう。

そうした自然本来の生命力の存在が、他の人々との交流を通じて得られるのと同様に自然界の動植物その他あらゆる生命活動の中に実感できるようになれば、意識を通じての融合が出来ることを本項は説いています。


第08課 段落293 [2013-04-11] <<  |  >> 第08課 段落295 [2013-04-15]