ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落293 [2013-04-11]

293 Just as you are able to put yourself in another persons shoes and feel exactly as he feels, so you can with all forms. And this procedure is good to practice. It could eliminate many misunderstandings and heartaches. For there is nothing in existence that one cannot be associated with through consciousness. But the sense mind must be willing to be taught by consciousness, for it is the knower and all forms live within the sea of it. And in this sea all phases are blended into one for the perfect manifestation of the Cosmic Whole.

293 丁度、貴方が他人の靴に足を入れてその者が感じるのと全く同様な感じを持つのと同じように、貴方は全ての形有るものに対して同様なことを行うことが出来ます。そしてこの過程は練習するのに良いものです。それによって多くの誤解や心痛を取り除くことができるでしょう。何故なら、意識を通して寄り添えないものは何も無いからです。しかし、感覚心は意識によって喜んで教えられなければなりません。意識は知る者であり、全ての形有るものはその海の中で生きているからです。そしてこの海の中に全宇宙の完全なる創造の為、全ての段階が融合されています。







【解説】

私達各自はもっと意識を活用すべきだと本項は説いています。これまでも本講座を通じて「意識」について多く語られて来ましたし、心についてもその限界が繰り返し述べられて来ました。その中で私達は自らの心の持つ課題や欠点については比較的良く理解出来ているように思われます。

しかし、肝心の「意識」なるものについては、単に心と対峙する存在という程度しか、私自身も含めて理解出来ていないように思われてなりません。

それに対して本項は、この意識に関係する重要なポイントとして「associate(寄り添う)」という表現を用いていることに先ずは着目したいと思います。即ち「意識を用いる」ことは自らの意識を相手に寄り添うように同化融合させ、相手の状況を知るという感覚を意味するからです。また「触覚」に似た概念であることにも注目したいところです。

意識を使って、このように相手に同化、寄り添うことで、丁度他人の靴を履いた時のように、印象を感じ取ることが出来るという訳です。本当はこのようなことが真のテレパシー能力というものだと考えられます。私達は、このように目に見えない自らの意識を自在に移行することによって様々な知見を得られるようになるものと思われますし、そうすることでますます、意識が宇宙くまなく繋がる共通の生命力であることを自覚するようになるものと思われます。


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