ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落265 [2013-02-20]

265 Consciousness is the father and the mother of all form creation which conceives and gives birth to the various forms. And within it is the blue print or memory which is ever present that can be reviewed for conformation at any time when the need may arise. But the sense mind cannot do this alone, there must be the combination of the two. For as we know, the sense mind learns from effects and now it must understand the cause producing the effect. The effect is the fulfillment of a cause and the sense mind might not execute it exactly as the cause mind intended it to be, so through misinterpretation a mistake could take place. And this is where the Law Of Grace enters and through this law the sense mind has a chance to realize and correct its mistake. And corrected it must be before progress can be made. And it must be made in behalf of consciousness and not the sense mind. In this way the sense mind is made to do what the better self wants it to do. If this is not done a slight memory might remain but it will be distorted.

265 意識は受胎し様々な形有るものに誕生を授ける全ての形有るものの創造の父であり母です。そしてその中には必要が生じた時に何時でも一致するか吟味できるよう常に出して置かれる青写真もしくは記憶が入っています。しかし、感覚心はこれを一人では出来ません。二者の組合せが必要なのです。何故なら、ご存知のように感覚心は結果から学ぶ者ですが、今や、その結果をつくり出している因を理解しなければならないからです。結果は一つの因の成就です。感覚心は因の心が意図したようには実行しないかも知れません。そこに誤った解釈を通じて間違いが生じるのです。そしてそこに恩寵の法則が入り、この法則を通じて感覚心はその誤りに気付いて改める機会を得るのです。そして進化を遂げるにはその修正を終えていなければなりません。また、その修正は意識の為に行われなければならず、感覚心の為に成されるべきではありません。このようにして感覚心はそのより良い自己が願うことを為すように仕向けられるのです。これがなされなければ、わずかな記憶が残ったにしてもいずれは歪められて行くことでしょう。





【解説】

具体的な意識の機能の内容について本項は明かしています。つまり「意識」の中には全ての生けるもの達の完全な設計図が備わっており、必要とする際に授けられるという訳です。広大な宇宙の中にある全てのものに対して等しく与えてくれる存在だということです。

しかし、私達はこれまで何一つ「意識」の存在を考慮せず、過ごして来ました。アダムとイブの時代から自由意志を与えれた心がこの惜しみなく与えて呉れる「意識」の存在を良いことに、勝手な行動をとってきたということでしょう。

そして当然のことながら、心は時に挫折する訳ですが、そこにも「意識」による恩寵の法則(「Law of Grace」)が働くという訳です。Amazing Graceという曲がありますが、その作曲者ジョン・ニュートンは18世紀に奴隷を買い付ける事業をしていた人物であったと伝えられています。その彼が、嵐に遭遇した船の中で神に祈った結果、奇跡的に危機を脱し、自ら行なって来た罪深い行為を反省し、創造主の恩寵について感銘した時に生まれたのがその曲であったとされています。「意識」の温かみが伝わる一曲と言えるでしょう。


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