ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落253 [2013-02-04]

253 This is a common occurrence to millions of people when it comes to cosmic and ego identity. And is the reason why so few people are aware of their past lives. This shows that in the past as in the present there was a separation of the conscious real self and the personality or ego mind. For as we have stated before, consciousness is the only real eternal part of you. And it is in this consciousness that all activity is registered. Unless a man's mind blends with this consciousness he does lose his identity.

253 これは何百万人の人々にとって問題が宇宙的正体やエゴの正体になれば、一般的出来事となります。またそれは、如何にわずかの人々しか自分の過去生に気付いていないかの理由です。これは過去において今日と同様、意識の真実の自我と個性あるいはエゴの心とが分離していたことを示すものです。何故なら、以前にも述べたように、意識は貴方の唯一の真の永続する部分であるからです。そして全ての活動が登録されるのは、この意識の中になのです。人間の心がこの意識に融合しない限り、人間は自分の正体を失うのです。





【解説】

心は永遠なる記憶を運ぶことはないと本項は明言しています。「意識」と称される宇宙的な生命力の源だけが記憶を運ぶという訳です。それはむしろ、私達の記憶が宇宙に刻まれると言った方が良いのかも知れません。

私達の「意識」は「宇宙の意識」の一部であり、そのものでもあります。本書に何度も説明されているように、私達は水の一滴なのですが、それが海と混じり合えば、その内容は海と同じになれることでもあります。私達に割り当てられたその意識が記憶として様々体験を残すという訳です。

私達自身の身体の諸々の働きが意識の作用の現れなのですが、心は通常、自分の関心事に忙しく、その前提となる体内の生命作用に気付かずに過ごしています。意識を知ろうとする心、発心がなければ全てが進まない一方で、それさえ確立していれば、後は時間を掛けてじっくり研究すれば良いように思われます。記憶の無いまま何度も人生をやり直すよりは、その一点に気付いただけでも大きな収穫と言えるように思われます。


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