ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落239 [2013-01-11]

239 And it makes no difference how many books you read, or how many religions you embrace, or how many courses you may take and teachers you may have, not any of these will bring this reality to you unless you do as the prodigal son did. Die in the pride of the will and the ego and be reborn in humility and the WILL OF CONSCIOUSNESS.

239 そして貴方が如何に多くの本を読んだかとか、如何に多くの宗教を奉じたか、如何に多くの教科を受講し教師を得たかといった事柄は貴方がその放蕩息子がしたように行わない限り、そのどれひとつもこの現実を貴方にもたらすものではありません。自分の意志のプライドと自我を葬り、謙虚と意識の意志の中に生まれ変わることです。







【解説】

自分と真剣に向き合わなければ何をやってもダメだということでしょう。確かに他人(ひと)から話を聞いたり、本を読んだりして、その時は納得したように思えても、振り返って自分自身の心の動きの実態を観たり、対する自分自身の親とも言える意識の働きについて知ろうとする努力がなければ、それは一過性の気分で終わってしまうのではないでしょうか。

自分自身がこれからどう生きようとしているのか、自我を捨てて、意識の印象に帰依することが何よりも優先すべき問題である訳です。

著者は様々な箇所で人間を家に例えています。その家の中に両親(意識)と暮らしているのが私達なのですが、その本来の家からさまよい出てしまった所に今日の問題がある訳です。なお、家にある窓を私達の心(感覚の心)に例えていること(「生命の科学」第396項)も興味深いものがあります。外界の情報を伝える窓自体が勝手に光景を判断し、それを自分の解釈を加えて着色するところにも問題がある訳です。自分の家でどう暮らして行こうとするのかが、問われています。


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