ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落238 [2013-01-10]

238 This is re-newing the mind and born again, as Jesus said. For one really dies as an ego pride will only to be born in the Will and the Glory of the Cosmos. Like the drop of water that finally becomes the ocean of water by uniting with it, no longer just a drop.

238 これはイエスが言った心の再生であり、生まれ変わりです。何故なら、人は実際には一つの自我のプライドとして死ぬと宇宙の意志と栄光の中に生まれ変わることになるからです。ひと粒の水の一滴が大洋と結びつくことによって遂には大洋になり、もはや一滴の水では無くなるのと同様です。





【解説】

プライドを捨てて自らを意識から来る印象に従わせることを徹底することは、ある意味それまでの自分が死んで新しい存在に生まれ変わることを意味します。前項にあったように放蕩息子が帰還することはそれまでの自分の過ちを認めて、両親である意識に改めて従うことでもあります。

おそらくこの場合、人格も一変するような人生の一大転機ともなる筈で、真理についての覚醒が生まれる瞬間でもあるのでしょう。

同じものを見ても同じ音を聴いても、感じる内容は実にその本人により大きく異なります。ちなみに毎朝、本シリーズの草稿を考えるのは東京に向かう通勤電車の中なのですが、今の季節、丁度日の出の時間帯になります。東の空から大きなオレンジ色の球体が走る電車の中からも分かる程、目覚しいスピードで昇って行き、私達を含めあらゆる者に朝の光を授けています。そのオレンジ色の輝く球体は何か優しい観音様のように皆の者に暖かさと光を与えて呉れるようです。自分の中に観音様が飛び込んで来るような印象で、大変ありがたく思うものです。もちろん、客観的にはこれらの事象は毎日起こる訳ですが、大事なのはそこから発せられているだろう印象にどれほど、鋭敏になれるかであろうと思います。

ひとたび自我を自ら捨て去って、意識の下で暮らす時、実は毎日が驚くほど色彩豊かで美しさに満ちたものであることが分かるようになるものと思われます。


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