237 In the prodigal son there was still one small part that accused itself of wrong doing which was symbolized by the son who had never left the household. For in every individual the original spark remains. That is the only hope for the straying one to be drawn back to his original place. So the small original spark reminded the prodigal son of his deeds. But this was soon overcome by Cosmic Consciousness for it knows no judgment or discrimination. But it takes a great determination to accomplish this victory and lose the self as an ego in the COSMIC SEA OF CONSCIOUSNESS.
237 放蕩息子の内部には家を出たことのない息子として象徴され、誤った行動を叱責した小さな部分が依然として存在します。各個人の中には原始のきらめきが残っているのです。道に迷った者にとってはそれが自分の起源に戻される為の唯一の希望でもあります。ですから小さな原始のきらめきがその放蕩息子に自分の行動を思い出させるのです。しかし、これは宇宙意識によって直ぐにも征服されてしまいます。何故なら宇宙意識は如何なる裁きも差別も知らないからです。しかし、意識の宇宙的大海の中でこの勝利を得て、エゴとしての自己を捨てることが出来る為には一大決心を必要としています。
【解説】
この放蕩息子の物語は私達自身の中で起こっていることを示唆しているように思われます。つまり、家そのものが私達自身であり、その中に私達自身の中のエゴの部分、更には本項で言う家を出たことの無いもう一人の息子、更に私達の両親、言い換えれば本シリーズで言う「意識」が暮らしているという訳です。
私達はこれまで、外界に目標を求めて自らの家を出て、外の世界に出て放浪の旅を続けていました。しかし、その放蕩の結果、辿りついた結論は自らの家の中の両親の有難さでありました。
結局は何をするにしてもその基本能力を高める必要がある訳で、自らの生命を授けて呉れた創造主から多くを学ばねばならず、やみくもに家を出てはいけなかった訳です。
このことに気付き、自らの限界を悟った後に、家に戻ると両親は暖かく迎え入れて呉れるということは重要なポイントでしょう。創造主は常に暖かくエゴを捨てた私達を迎え入れて呉れ、惜しみなく愛情を注いでくれるのです。そのことに私達が気付いたことに意識は大いなる喜びを感じて下さると言うことです。
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