ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落236 [2013-01-08]

236 Upon his arrival home his ego received a surprise. For his father had a banquet prepared for his wandering son and welcomed him with open arms as though nothing had ever happened. For when an ego conquers itself-there is no greater victory and rewards for the efforts are unlimited. And the individual is endowed with all of the needs of life, wanting for nothing.

236 彼が家に着いてみると、彼のエゴは驚きを受けました。何故なら、彼の父親は放浪していた自分の息子の為に祝宴を用意しており、まるで何事も無かったかのように彼を両腕に抱いたからです。それはエゴが自分自身を乗り越えた時、それにまさる勝利は無く、それに至る諸々の努力への報いは限り無いものだからです。そして、各自は生活の必需物の全てを授けられ、何も不足することは無くなります。





【解説】

よく聞く聖書のお話です。物語としては良く分かる内容かと思いますが、その本旨は私達にとってどのような内容を示唆しているのかについては、よく考える必要があります。

私達が自らのエゴの限界やそれが仕出かしてしまった誤った行動の数々を悔い改め、新しい生き方を定めて困難な道を進み、やがて生命の全体像を理解するに至った時、私達は自分が本来生まれたばかりの恵まれた状況の有難さを再認識することでしょう。

そしてその中では誰もが自由に豊かに暮らして行ける訳ですが、その物語はそうした創造主を両親とする一大家族の一員として暮らす豊かな生活があることを私達に教えているように思うのです。

もちろん、その生活に入る為には怠惰やわがまま、所有欲等々のエゴの問題を解消しておく必要があり、死さえも苦にならないような生命の根源に対する絶対的な信頼が前提となる訳です。

夜空を見上げると星達と心を通わせられるような心境になれば、着実にそれら素晴らしい生活に一歩近づいていることになります。


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