ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落215 [2012-11-27]

215 You see the body is on one hand independent of the mind, yet on the other hand there are certain cell groups that are related to the mind and obedient to it. This is the cause of the conflict that a human finds himself in daily. The mind is inclined to be habitual and lazy. It would rather travel the road of least resistance than the road of progress that calls for steps yet unknown. This is why we are plagued with tradition and conventions of ancient times that no longer fit into our present way of life. But despite this, the mind must accept things from time to time whether it likes it or not.

215 おわかりのように肉体は一方では心からは独立していますが、他方では心と関係を持ち、心に従順な或る細胞群もあります。これが人間が日常、自分自身に葛藤を感じる原因です。心は習慣的で怠惰になる傾向があります。それは未知なる階段を必要とする進歩の道よりも最小限の抵抗しか無い道を歩むことを常としていました。これが私達が今日の生活方法にはもはや当てはまらない古来の伝統や因習に患っている理由です。しかし、これにも拘わらず、心は時としてその好き嫌いによらず物事を受け入れなければならないのです。





【解説】

惰性に流されたい自分と、新しさを求めて探求しようとする意思のどちらを採り入れるかが問われています。とかく私達は安直で努力を要しない道のみを選択してしまいますが、それでは進歩から遠のく他はありません。

必要なのは困難であるように見えても新たな心境をもたらすような体験です。その為にはそれまでの自分の心に意識を信頼させ、自分より遥かに優れた存在があることを認めさせるような感動を与えることだと考えます。

大自然の美しさや偉大な人物の言葉をかみ締める中で、私達の心を宇宙意識を信奉させ、そこからやって来る印象に気付きたいと思わせることから始めなければなりません。

実際、私達の心の方に帰依している細胞がどの部分であるか等、詳細の所は不明ですが、少しずつでもこれらの細胞を本来の方向を志向するよう仕向けなければならないという訳です。そうすれば、次第に身体の浄化も進むというものです。


第06課 段落214 [2012-11-26] <<  |  >> 第06課 段落216 [2012-11-28]