ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落210 [2012-11-19]

210 Little did they know that what they were searching for was the other half of themselves which was not to be found in the darkness of their own opinions. For this is found in the light of consciousness which they never did enjoy. Yet it was always there, for every now and then the light would penetrate the darkness of the wooded country, but they failed to see and understand it. There are those who have followed the light of consciousness and found the way out and felt and enjoyed the freedom of the open country. And thus they experienced a lasting security that was never known before. Yet others not realizing what they had found, returned back into the darkened land only to be lost again. And they continue to create forests of darkness through which it will be harder to find the way as time goes on.

210 彼等は自分達が求めているものが自己の意見という暗闇の中では見出せない自分自身の半身であることが少しも分からないのです。何故なら、これは彼等が決して享受したことのない意識の光の中において発見されるものだからです。それでも、それはそこにいつもあります。何故なら時として光は木々に覆われた土地を貫くことがありますが、彼等はそれを見落とし、理解し損じるからです。また、意識の光に従って外に通じる道を見い出し、広がった大地の自由さを感じ、楽しむ者もいます。そしてこのように彼等はこれまで経験したことのない永続する安心感を体験するのです。それでも他の者達は自分達が何を発見したのかを自覚せず、再び暗い土地に戻って行き、ただ再び道に迷います。そして彼等は時間が経つにつれ見い出すのをますます困難にさせる暗黒の力を造り続けるのです。





【解説】

飛行機に乗るといつも思うことは、地上では厚い雲に覆われていても、上空は太陽が燦燦と輝いており、光を地上に投げかけているということです。私達は自分の意思で自らの道を暗くしているということでしょう。

更には、仮にこの光明を知った後にも、再び元に戻ってしまう者も多いと本文では記しています。

折角の光明の一筋を見つけた時に、その価値を十分理解していなかったことが問題であり、価値が十分に分かっていなければ、たとえ一時的に光悦感に浸っただけで、長続きはしないのではないかと思っています。

具体的な効果(結果)を優先することなく、仕組みや原理についてよく理解した上で、体験を得ることが大切で、単に能力が一時的に高まることだけでは、本人の救いにはならないものと思われます。

第5課では意識について学んで来ましたが、この無言の知性について理解した上で、ご自身に受け入れるためには、心をどのような態勢に保つべきかについて、各自の工夫が求められています。


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