ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落211 [2012-11-20]

211 This recalls an incident which happened to my wife Mary, who has since passed away, when she became lost at night fall in a jungle of high wild lilac which covered only a half acre of land. She became frightened and called for help, even though she was only about 500 yards from home. This is used only as an example to show how easily one can become lost in a jungle of self opinions which are contrary to cosmic purpose

211 このことはずっと前に亡くなった私の妻メアリーに起こったある出来事を思い出させます。それは彼女がわずか半エーカーの土地を覆っていた野生の背の高いライラックのジャングルに夕暮れ、道に迷った時に起こりました。彼女は恐ろしくなって助けを呼んだのです。家からわずか500ヤード足らずの所に居たにもかかわらずにです。この事例は宇宙的目的に正反対な個人的意見というジャングルで人は如何に簡単に道に迷ってしまうかを示す例として用いているにすぎません





【解説】

私達一人一人は各自、小さな自分の藪の中におびえて暮らしているということでしょう。大自然の芝生が日差しに映える広大な土地にあっても、自らの藪の中で助けを叫びながら狭い殻の中にうずくまっているのが私達という訳です。

これを打破するには、自らその視野を妨げている心の殻を取り去る必要があり、先ずは、実際には光が満ち溢れている世界の中に生きていることを学ぶこと、自らの視界を妨げている正体を知ることが必要です。

何年間かの取組みの中では、殻の外の世界を垣間見る機会もある訳で、そもそもの日常を見直す中で、著者が伝えようとしているイメージを掴むことも出来るものと思われます。

決して、現状に妥協し、安直なる惰性の道を歩むのではなく、絶えずやって来る印象の到来に耳を済ませることによって、少しでもその殻が消滅させる日を早めることが重要です。


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