ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落183 [2012-10-08]

183 Even some marine life strives to see the light above the water. And the liquid of water would not be if it were not for the essence of hydrogen and oxygen which are invisible. In this invisible state the prime of life cannot be seen with the sense of sight of the human mind. But it can be known to the mind through consciousness. For consciousness is the intelligence and power that is independent of the forms, yet it activates all forms when it acts through them. Consciousness knows no light or darkness as man classifies these frequencies. Nor does it know good or bad for these are classifications of the mind through misapplication of the law.

183 ある種の海洋生物でさえ水面上の光を見ようと努力します。また液体である水は目に見えない水素と酸素の基本化合物が無ければ存在しないでしょう。この目に見えない状態の中では生命の本源は人間の心の視覚では見ることは出来ません。しかし、意識を通じて心に知られることは可能です。何故なら意識は形有るものから独立している知性であり力であり、それを通じて働く全てのものを活性化するからです。意識は人がこれらの振動を分類するように光とか闇とかを区別することはありません。また、善悪も知ることはありません。これらは法則の誤用を通じた心の分類だからです。





【解説】

若い頃の職場の上司が居を移している関係で、何度となく伊豆七島の三宅島に行ったことがあります。その三宅島からの帰りの船ではよく海を眺めてひと時を過ごすのですが、ある時、船の前方の水面の上をトビウオが滑空するのを目撃しました。本項の冒頭はそのような海の中に生きるもの達が空に憧れる振舞いを称しているのです。

同様に、私達人間も本来は地上に生きるものですが、空や宇宙に多くの人達が関心を持ち、星やオーロラに憧れを持つということがあります。その本当の意味は私達がより高次な存在、目に見える存在を超えた所を志向しているからかも知れません。

著者はまた、このように目に見えない知性の存在は地上の全ての物質・物体を構成している元素についても同様であり、それらも目には見えないものだと説いています。

私達が第5課で取り組もうとしているのは、意識と呼ばれる物質の指導者が行なっている統合させる力の存在に気付くことです。善悪の裁きや恐怖で毎日を送るレベルから少しでも抜け出して、他の生きもの達が頼りとしている意識の存在をどうにか知覚出来るように努力する姿は、水面を滑空するトビウオに似ていると言えるようです。


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