ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落177 [2012-09-26]

177 This is where duality sometimes comes in. For you may love someone dearly and yet you do injury to them. This conflict is caused by memory cells of a lower nature, and those of a higher nature. If we knew something about our self we would combine these memories in relation to each other instead of the extremes with nothing between to support either of them. This lack of understanding is the cause of mysteries and misunderstandings. And when we hurt anyone we hurt ourself for we are all the same. We do this because our mind has not been trained to act as a good catalysis. This can only be done when the mind knows the reason for life.

177 ここが二重性が入り込む所以です。何故ならあなたは誰かを愛おしく愛しているかも知れませんが、それでもあなたはそれらを傷つけるかも知れません。この矛盾は低次な記憶細胞と高次な記憶細胞とによって引き起こされているのです。もし私達が私達自身についてなにがしかを知っていれば、私達はこれらの記憶を相互に補完することなく極端に走ることを止めて互いに関連づけてこれらの記憶を統合させることでしょう。この理解不足こそが神秘と誤解の原因なのです。また、私達が誰かを傷つける時は私達は自らをも傷つけることになります。何故なら私達はすべて同じ存在だからです。私達の心が良い触媒として行動するよう訓練を受けていないが故に私達はこのようなことを起こしているのです。その心の行動は心が生きて行くことの理由を知るようになる時にはじめて実現することになります。





【解説】

今回、本項で着目したいのは心を「触媒」と表現している点です。

多くの想念が記憶分子によって個体から個体への受け継がれることを私達はこれまで学んで来ました。そこにはいわゆる高次低次様々なレベルの想念(印象)が含まれる訳です。本項では明言されていませんが、多くの場合がそれらの想念(印象)の出力レベルは(あくまで相対的な意味ですが)、小さいのではないかと思っています。

そのような妙なる想念(印象)を元に、人が行動を起こすに至る出力を持たせる為には、何らかの増幅が必要になることにもなります。その役割を果たすのが「心」ではないかと思う訳です。

心は想念を人の行動にまで増幅する機能がある反面、誤った想念を増幅してしまっては、人体は混乱し、他への悪影響も甚だしいものとなります。そういう意味でもこれら心の反応については、先ずは落ち着かせて、全体のビジョンを見ることからスタートしなければなりません。


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