ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落172 [2012-09-19]

172 You can see that the mind is seldom aware of the conscious intelligent operation within the form. For when we sleep the consciousness operates the form while the mind knows nothing. Thus proving that there is a form of intelligence which never rests. And the mind must unite with this intelligence in order to be the knower. Once this is done man will eliminate all the unpleasant ways of life he now endures. And he will know what goes on in every form known, and its purpose. And divisions will no longer cause mysteries.

172 あなたには心は身体の中の意識的知性活動についてまれにしか気付かないことが分かるでしょう。何故なら、私達が寝ている時も意識は心が何も知らない間にその身体を運営しているからです。このことは決して休むことのないある知性体が存在していることを示しています。そして心が知る者となる為にはこの知性と結びつかなければなりません。ひとたび、これが為されると、人は現在耐えているあらゆる不愉快な人生を取り去ることでしょう。そして全ての形有るものの中で起っていることやその目的を知るでしょう。そうなればもはや分裂が神秘をもたらすようなことはなくなります。





【解説】

そもそも創造の初めから今日のような状態にあったかは疑問なところです。創造主が万物を創造した時には、当然、良い出来栄えの作品として創造の作業を完結させた筈です。それは、作品の製作に取り組む芸術家のように脱稿する時は、これで良しと作者が納得したからに他なりません。

しかし、数ある創造物の内、どうやら人間だけがその本来の生き方を歩んでいないことが分かって来ました。その最大の違いが本項にあるように自らの内部の意識ある知性との交流が出来ていないことです。一般には軽く、本能と呼ばれてしまうこの知性は、様々な可能性を本来、人間に与えることが出来るのですが、私達はこれまでそれに気付くことはありませんでした。

おそらくは知恵の木の実を食べたと伝えられるように、人間の心が浅知恵を持つようになり、本来の内部の知性を押しのけて自らを自己の支配者と宣言した時に、この問題の起源があるのかも知れません。

いずれにせよ、誤りは正さなければなりません。私達はこれまでの習慣を捨てて、新たな気持で自身の生命活動の証や他の生きものの生き方を観察し、学ぶことです。毎秒の自身の心臓の鼓動からも、自分が宇宙を貫く生命力に生かされ、一人の構成員として存在していることが分かります。


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