ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落167 [2012-09-10]

167 Cells in a form are grouped for specific purposes. i.e. The cells used to make a heart could not be used to make a brain, etc. But each group is in harmony with the others to produce a manifestation of a perfect form for a specific purpose.

167 体内の細胞達は特定の目的毎にグループ化されています。即ち、心臓を造り上げる細胞達は脳やその他を造るのに用いられることはありません。しかし、各々のグループは特定の目的の為、完全なる肉体を現出させる為に、他と調和しています。





【解説】

これまでは、全ての生きもの、あらゆる細胞に共通する仕組みとして、DNAその他の基本的な要素について説明されて来ました。しかし、全ての細胞が全く同じになってしまったら、生きものは皆、単なる細胞の塊にしかなり得ません。そこには細胞の分化が起こり、個別の諸器官が形成されることで複雑な生命体の構造が成立します。

細胞レベルについては、各器官毎にその機能に合った特有の形や構造になっている訳です。各細胞は与えられた指令に忠実であり、自分の任務を果たしているという訳です。

重要な点は、身体を構成する器官毎に細胞は異なる形態になっていますが、それだからと言って各器官が他の器官と全く交流なく存続することはないということです。場所も異なり、形や機能も違う存在ではありますが、一つの生命体を維持する為には、これらの諸器官が文字通り有機的に調和しなければなりません。更に言えば、遠く離れた他の生命体も、その源となる細胞や原子に視点を戻せば、皆相互に関連し合うという言わば兄弟姉妹の関係にあることが分かります。私達は万物の一体感が湧く根本的な原因についても深く学ぶ必要があるのです。


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