ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落168 [2012-09-11]

168 I use this portion of scientific discovery in relation to memory and heredity to show that this type of intelligence operates independent of the mind. But the mind must learn about it in order to cooperate. And in this way the mind will know what has transpired in the past and what is taking place in the present.

168 私は記憶と承継に関係するこの部分の科学的発見をこの種の知性が心とは独立して作用していることを示す為に用いました。しかし、心は協力する為にはそのことを学ばなければなりません。そしてこのようにして、心は過去に何が起ったのか、現在何が起っているのかを知ることでしょう。





【解説】

正確なところはよく分かりませんが、私達の心は記憶に関して、極めて貧弱な能力しかないことは確かです。まして何年、何十年も前の記憶は曖昧となります。その為、私達は文字で記憶を残そうとする訳ですが、その記録の保存継承も容易なことではなく、事実、多くの史実さえ年月の経過とともに忘れ去られてしまうのです。

しかし、本項で言う、いわば宇宙的記憶は脈々と分子・原子に受け継がれ、次々に新しい事象や想念が記憶されて行く訳ですから、そこに近づくことが出来れば一瞬にしてこれまでの歴史を知り得ることになります。

その為には、本文にあるように、心が自ら進んでこれら記憶分子を受け入れ、同調することが必要です。既に自身の身体の中に60兆もの細胞があり、それら一つ一つの記憶分子が膨大な知識を持っているとすれば、後は自らの内側にあるこれら無尽蔵の図書館から必要な知識を得るだけのことです。その為に必要なことは自身の心を調教することだと本項は説いています。


第04課 段落167 [2012-09-10] <<  |  >> 第04課 段落169 [2012-09-12]