160 i.e. Scientists have recently discovered that the memory of life's experiences are recorded within each molecule within the cells of a form. And each form of man is made of trillions of cells. And each cell in turn is made of thousands of molecules which carry a memory pattern of past and present action and a pattern for future action. These molecules are grouped for service to the many parts of the body according to the function of the part but all are interrelated. They not only carry the memory of the progress that an individual form and mind has made, but also the progress of all matter from the lowest conceivable stage to the present. This could be called the foundation of form growth guided by the memory molecules known as consciousness. This gives us a clue how a consciously alerted person who has learned to submit his critical mind to the obedience of conscious impressions that are given steadily by the molecules, can receive much information.
160 即ち、科学者は生命における体験の記憶はその身体の細胞内に記録されることを最近発見しています。そして人体は何兆もの細胞からなっているのです。そして個々の細胞は過去と現在の行動や未来の行動に関する記憶パターンとを運ぶ何千もの分子から構成されています。これらの分子群は肉体の多くの部分の機能に応じて各部に奉仕するようグループ化されていますが、皆相互に関連しています。それらは個々の肉体や心が成した進歩の記憶だけでなく、認識できる最も低次な段階から今日にいたるまでの全ての物質の進歩をも運んでいます。これは一つの意識として知られる記憶分子達に導かれた形有るものの成長の土台と呼ばれるべきものです。これは意識的に警戒状態にある人がこれら分子達によって絶えず与えられている意識的印象に自身の批判的な心を解き放つことによって、如何に多くの情報を得られるかがカギとなっています。
【解説】
おそらく本項はこの一連の講座の中で最も重要なポイントの一つになるものと思われます。
私達が何故恵まれているかと言えば、各自を生かし支えてくれる人体の細胞自体が知性を持ち、記憶を運び、絶えず進化する道を歩んでいる中で、その身体を任されているからです。人体の細胞とそれを構成する分子・原子が太古に及ぶ記憶を有しており、私達はそれらの知識を所蔵した図書館を携行しているようなものです。
この記憶分子(the memory molecules)について、本項では具体的には明かされていませんが、今日的にはDNAを中心とする遺伝情報を運ぶ分子群のことを示すものと思われます。
もちろん、私達の日常は人間が作り出した様々な問題があり、蒔いた種を刈り取るように私達はそれらを解決して行かねばなりませんが、それでも容易に解決を見ないからと言って、悲観すべきではありません。大自然は進化発展の途上にあり、私達自身、その大きな流れの中でゆっくりながらも進化はしている訳で、自然の流れに沿うだけでも解決に至る場合も多いように思います。
何よりも重要なことは、各自が自由に出来るこの身体に全ての必要物が備わっていて、私達は只、自らの心を落ち着かせて、細胞や分子原子からのささやきを受け入れることだけで良く、これら全てを与える創造主に感謝することです。まさに「ご自愛」下さいという訳です。
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