ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落159 [2012-08-29]

159 Yet even the human form has evolved because matter lends itself unto the Cosmic Will and keeps progressing. And the matter of which the human form is made has a certain influence upon the mind or ego. So the mind has progressed also to a small degree. Not because of its own will but because of the part that the body intelligence plays upon it.

159 しかもこの人体ですら、物質が自らを宇宙の意志に委ね、進歩を続けているが故に進歩して来ました。そして人体を構成する物質が心或いはエゴに幾分かの影響を与えています。その為、心もまた、わずかながら進歩してきました。心自身の意志の故でなく、肉体の知性が作用する部分の故にです。





【解説】

地球人の祖先が何処から来たのかは知りませんが、私達の人体自身もその構成成分自体が進化している為に、その恩恵を受けているという訳です。確かに人間の寿命も伸びていますし、人々の顔付きも昔の人間と比べて進化しているように思えます。また、ダーウィンの進化論のように、必要性に対応した進化というものも人間に起こっているのかも知れません。

しかし、より重要な点は、これら物質上はゆるやかなりとも進化の道を歩んでいるのに対し、心の状態は古来と大差はない、或いは逆に低下しているのかも知れないのです。ほんの些細な事柄に怒りを覚えたり、他人を騙したりする事例は、近年増える傾向にあることは残念なことです。手にした科学技術に相応しい知性を持たないことが最大の課題なのです。各地で起こる戦闘行為ほど、この問題を反映しているものはありません。

状況を打開する為には、各自が自らの心の状態を冷静に評価して、この心の訓練、開発にいそしむことが重要です。


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