ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落156 [2012-08-24]

156 In the first two stages we find that some kind of intelligence as we call it, was the director behind the scenes.

156 この最初の二つの段階の中、私達がある種の知性と呼ぶものがそれらの光景の背後の指導者であったことに気付きます。





【解説】

先ず、本文で言う「最初の二つの段階」が何を指すかについては、前出の(141)と(146)をはじめとする二つの段階を指すものと考えます。つまりは、ガス状物質の活動の変化による微細な液滴の生成、更には液体から固体の生成の二つです。その変化の中に創造主の指令を見ると著者は語っているのです。

私自身、昔、類似した体験を持ったことがあります。具体的に何の液体であったかは忘れましたが、過飽和、あるいは過冷却の液体がビーカーに入っており、通常、何もしなければビーカーの中の液体はそのままの形を維持しているのですが、そこを揺らすか何かの刺激を与えた途端、ビーカーのガラスの壁面に見る見る内に結晶が生成されて行く様を見たことがあります。

実はこの場合、分子・原子のレベルでは猛烈な速度の反応がビーカー内の液体分子に起こっており、分子・原子は一斉に共通した目的に向かって動いていたことになります。

何より印象深いのは、その結晶の模様が美しかったことですが、その結晶の形についても突き詰めれば分子・原子の形状を反映したものであると言われており、微細な構成要素から目に見える段階での結晶の形が関連する等、創造主の指導は終始一貫していることに驚きます。更には、各々の分子が一斉に形を作り上げるべく、驚くべきスピードで整列を始め、誰一つ不協和音を唱えることなく、完全な結晶体を造り上げて行く光景からは、これら指導を理解する素直な分子・原子達がいとおしく思える程に賢いものであることが分かります。


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