ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落155 [2012-08-23]

155 I trust that we now have some light or understanding of the first kingdoms, and how it may have been possible for creation to take place from what appeared to be nothingness, into form manifestation. Yet we may go a little further and ask, where did the gases come from in the beginning? And what, or who, set the law of attraction and repulsion in action where the various gases either combine with or repel one another ?

155 私達は今や第一の王国について、また、どのようにして一見何も無いように見える所から形有るものに創造が起こり得るのかについて、いくらかの光明あるいは理解を得ているものと信じています。私達は更に進んで最初にガス成分は何処から来たのかと尋ねるかも知れません。そして何が、あるいは誰が様々な気体が互いに結合したり反発したりする活動に親和や反発の法則を設けたのかと。







【解説】

前項に引き続き、尾瀬での話です。夏の山の天気は午後になると雷雨になることが多いようです。

先日も、午前中は夏雲の湧く快適な天候でしたが、昼過ぎからは急に灰色の雲が出現し、雷鳴とともに大粒の雨が降り出しました。幸い早めのコース変更により、私自身は大雨に遭わずに済んだのですが、多くの方がずぶ濡れで山小屋に到着される事態になりました。その時も雨粒が落ちてくる前に、雨が来ることを想定して先を急ぐ中、空の変化に頓着なく、歓談している多くのグループを見ましたが、こちらも何と言ってよいか困ったものです。

一方では、鳥達はしっかり森の中の大木の枝下で既に待機していました。その鳥達の姿を見て、改めて自分の直感が正しいことを確認し、事実、そのようになりました。

さて、この雨ですが、何処から来たかを考えれば、上空の大気、ガス体がその由来であることは間違えありません。その大気の中の水蒸気(気体)が冷やされて凝縮したのが雨粒になって地上に落下すると一般には解説されています。

しかし、地表に降る雨粒になるまでに、そのような変化が起こっているのか、私達は良くわかっていないのではないでしょうか。実験室で水蒸気を溜めた大きな袋を冷やしたからといって雨を降らすことは出来ません。水の分子が霧の粒子のような微細な塊になり、更にはそれらが急速に成長して落下する等、様々な現象が起こっている筈です。

この例は雨の場合でしたが、雷や風、気温その他、気象現象は私達の生活に大きな影響をもたらしていますが、それら全てが気体の王国の活動である訳です。

その気体の王国で行われている諸活動、更には元来の気体成分がどのように産み出されて来たのか、創造の根源に関する課題の探求が次に必要になります。


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