ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落152 [2012-08-20]

152 This alone is proof that space is made of the elements which produce the many forms known to man that depend only upon the combination of the elements. As stated before, it can be said that the birthplace of forms is in space. And the miraculous part is that the law known as disintegration can also be called the law of birth. For when disintegration takes place, regardless of the form, the elements of which it was made return to the original state.

152 このことだけでも空間が人間に知られている多くの形有るものを作る元素から成り立っており、それら形有るものはその元素の組み合わせのみに依存しているということの証しとなります。以前に述べたように、形有るものの誕生の地は空間にあると言えるでしょう。そして分解として知られる法則はまた、誕生の法則として呼ばれるべきであることは奇跡的なところです。何故なら、形有るものに関わらず、分解が生じる時、それを作っていた元素が元の状態に回帰するからです。







【解説】

普通、私達は形あるものが分解し、気体に還るのを見届ける際、大気に戻ると同時に、それらが再び元に戻ることのない分散の状態に移行すると観て来ました。その延長線上の概念として、一滴の水が大海に戻るように、二度と再び相揃うことのない、別離として受け止めて来ました。

しかし、本項では、このような分解の過程を、新たな創造の過程の始まりとして、積極的に捉えていることに留意しなければなりません。

言い換えれば、原子は破壊されることなく永続する訳で、その分解・解散の過程は、新たなる誕生への一歩とも言えます。もちろん、そこにはもはや同じ原子の組み合わせはなく、新しい形あるものの形成、新しい体験が生まれる訳です。

こうしたいわば物質の大きな循環の過程において、私達の正体はどのようになっているのかが、次なる問題と言えるでしょう。

私達が丁度、母なる海のように、これら万物誕生の場である気体の王国に取り囲まれて過ごしていることは、意識の海に暮らすこととも類似しており、創造主の見守りの中に息をつないでいることにも繋がる概念ではないでしょうか。


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