ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落129 [2012-07-18]

129 With all of the intelligence we have today, no man can give the exact answer of how an apple or any fruit became such from a flower. This shows us that as great as man's intelligence is, it is still puny compared to what is manifesting in nature, the expression of the Creator.

129 今日、私達が持つ知性の全てをもってしても、誰一人として一つの花からりんご、あるいは何らかの果物がどのようにしてそのように成るのか正確な答えを出せる者はいません。このことは人間の知性が偉大だとしても、創造主による表現、自然における現れと比べればそれは依然としてちっぽけなものであることを示しています。





【解説】

一粒の種が発芽し、若葉や花を咲かせ、やがて実を結ぶまでの数ヶ月という短い時間の中に大きな変化を見せてくれる植物の成長は、一つ一つ細かく見ると脅威の現象と言う他ありません。農業の魅力は自然界の生命活動を日々目撃し、その恩恵を得ることを生業にすることに由来します。多くの人が家庭菜園に魅力を感じるのも自分の目でこれら自然の働きに立ち会えること、また更には大地の恵みを味わうことが出来ることに他なりません。

確かに人間は一瞬にして鉄をも溶かす高温を発生させたり、空高く飛ぶ技術を開発していますが、それらも他の者を殺戮する道具に使う等、自然の営みとはかけ離れた方向に向かっています。

また、一方では、最近の遺伝子工学の技術では細胞の遺伝分子を操作して、人間にとって都合の良い種を作り出すまでになっています。いわば自然の法則を利用して利益を得ようとするものであり、本来のあるべき探求の姿とは異なるように思えてなりません。

私達が目指すべきは、先ずは法則の探求、解明であり、他の創造物との関連性についての理解です。その上で妥当な範囲内、即ち最高位の創造物としての責任において許容される範囲で、その法則を応用することだと思うものです。


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