ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落130 [2012-07-19]

130 Luther Burbank expressed himself well when he said that nature gave him the knowledge of how to improve upon vegetation. He stated that he was working with the Creator, and through His creation he saw Him face to face. Man will never be free from the drudgery he now is enduring, and the confusion in which he finds himself, until he returns unto the true teacher, the conscious director of all creation. We live in and are a part of its manifestation.

130 ルーサー・バーバンクは、自然が自分に植物に対する改良の仕方の知識を与えてくれたと言ってその実態を良く表現しました。彼は創造主と共に働いていることや、創造主の創造を通じて彼は創造主を間近に見ているとも述べていました。人間は真実の教師、すべての創造物の意識の指揮者の元に帰らない内は、現在耐え忍んでいる骨折り仕事や自分自身の混乱から決して自由になることは無いでしょう。私達は創造の現れの中に生き、その一部であるからです。





【解説】

以前、機会があり、カリフォルニア州サンタローザのルーサー・バーバンクの記念館を訪れたことがあります。同所は生前バーバンクが暮らし、品種改良の農場として使用していた所が記念館として保存されている所で、現在も運営されています。

ご存知の方も多いと思いますが、エジソンやフォードと同時代に生き、米国が世界をリードする時代の一翼を担った人物です。

様々な伝記にも記されているように、バーバンクは多品種の交配による品種改良を手掛けて成果を世に出した人物ですが、その手法については本人のインスピレーションに従った選択手法であったようで、今日の科学的手法ではないようです。バーバンクは畑の見回りをしながら、自然と手が伸びて多くの中から選択すべき種を選び出すという具合に品種改良を進めたと言われています。また、サボテンに話しかけてトゲの出ない品種を作り上げたとも言われているところです。このトゲ無しサボテンは現地でも有名で、改良前の原種と改良後のトゲの無いサボテンが対比して植えられていたことを思い出します。

大自然に生きるもの達が皆、無駄な努力をすることなく、各々合理的に物事を進め、自然からの恩恵だけで生きて行く上でインスピレーションが重要なカギになっていることは間違えありません。そのインスピレーションは「本能」と表現されていますが、自らの意思を大自然の指導に従わせる中で得られるものだと思われます。結果を恐れず、先ずは印象に従う生活を始めること、エゴを空しくすること、他の動植物を手本とすることが良いように思われます。


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