ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落127 [2012-07-13]

127 So let us go back to the word intelligence; We may look upon a man that from all appearances represents intelligence, yet when he expresses himself we realize our mistake. Yet when looking upon an unassuming, unimposing man we find from his expression that he is quite intelligent. So we do classify intelligence by expression or action.

127 そこで知性という言葉について立ち返ってみることにしましょう。私達はすべての外見要素から知性そのものであるような一人の人間を見かけたとします。しかし、彼が自分自身を表現した時、私達は自分達が間違っていたことを思い知ります。しかし一方、謙虚で出しゃばらない人間を見るとき、私達はこのような彼の表現からその者がまったく知性的な人物であることに気付きます。ですから、私達は表現や行動によって、実際、知性を分類しているのです。





【解説】

本項では英知は行動(活動)によって初めて表されるとしています。人物は発する言葉を含めてその行動によって内部の知性レベルが分かるとも指摘しています。

私達が自然を観察し、その内部にある英知(知性)を知るようにと、何度となく聞かされて来ましたが、その自然観察もただ漫然と自然風景を眺めるのではなく、常に動的な側面から観察せよと説いていることになります。つまりは植物や動物の成長や行動、季節の諸変化に対する対応について注視するということでしょう。

よく知られているように、木々は冬を迎える前に翌年の春に芽吹く下準備を終えて冬を迎えます。彼らはどのようにしてやがて来る冬を察知するのか、また、夏には葉によって木陰を作り、葉を落とすことで周囲のものに冬の貴重な日照を与える等、一つ一つ感動する事柄も多いものです。これらは英知という言葉が与えられてしかるべき内容です。

同様に私達一人一人の価値も、その行動や表現活動によって評価されるべきであるという訳です。即ち、良い想念を抱く段階からそれを表現し、行動に移す中に人の値打ちが生まれるということでしょう。


第03課 段落126 [2012-07-12] <<  |  >> 第03課 段落128 [2012-07-17]