ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落121 [2012-07-05]

121 Ninety per cent of life as we see it is governed by the law of direct guidance. The 10% which is man, has separated himself from the law by using his free-will.

121 私達が見るところ生命の内90%が直接の指導によって治められています。残り10%の部分が人間については、自分の自由意志を使って法則から自分自身を分離させて来ているのです。





【解説】

(実は、原文の「10%」の対象を生命全体と解釈すべきか、人体とすべきか、迷うところではあります。原文を素直に読むと、「生命全体の10%が人間でその問題を」と解釈出来るのですが、今回の見直しで「人体の10%」をエゴが支配しているとした方が良いのではないかと考えました。以下はその解釈による解説です)



人体の内、10%の部分がその自由意志により、エゴが自然法則から離れて分離支配していると説いています。もちろん人体を維持しているのは、宇宙を貫く創造主の法則なのですが、それによって維持された人体をエゴの勝手な判断で支配しようとしているのが私達の実情です。

私達は人生を生きて行く上で、何度も過ちを犯しますが、その結果を次に生かすことが出来れば、着実に前進する訳ですが、往々にして同じ過ちを繰り返す傾向があるのです。その原因はエゴの習慣性にあるものと言えますし、無理解や知識の無さもあるでしょう。

この残り10%を宇宙的にすれば良いわけで、通常考えれば、9割方うまく行けば成功したも同様なのですが、山登りの場合には9号目から先に君臨する頂を登るのが大変だとされており、エゴの克服も同じ道程かと思います。

人生を掛けてこの10%を宇宙的なものに変質させる為、休まず登り詰めない限り、ゴールに到達することは出来ないのではないでしょうか。


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