ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落111 [2012-06-20]

111 We are now in the third lesson and I have not asked any one to concentrate or meditate, as taught in other fields. If anything, these ancient methods have brought the unpleasant conditions that we today face in the world.

111 私達は今や第3課に入っており、私はこれまで誰一人にも他の分野で教えられているように精神集中や瞑想をするようにとは言って来ませんでした。むしろ、これら古代の手法は今日私達が世界で直面している不愉快な状況をもたらして来たのです。





【解説】

意識との融合を目指す上で、従来の瞑想法は有効ではないと本項は説いています。つまりは瞑想を行っていても意識を知覚するような覚醒は得られないという訳です。

瞑想は心を鎮める効果はあると思いますが、その状態はあまりに非活動的である為、本来の生き生きとした生命波動とはかけ離れていると説いているのではないかと考えます。

その一方で、自らの心をどのようにして目覚めさせるのかは一大仕事であり、各自各様のやり方を編み出す必要があります。

意識は自然界において盛大に表現されている訳ですから、意識を知る最も適した場所は大自然の中にあるとも言えると考えます。山野を巡る修験者は人里から離れるというよりは、自然の中に息づく意識の波動を感じ取ろうとする修行なのかも知れません。太古より、日本には山川草木、神宿るとし、長年月を生きた大木にはしめ縄を掛け、敬って来ました。そうした感性は、ここで言う自然界に意識の現われを見る心境に近いものだと考えます。心を目覚めさせる為には、日々の活動(行動・精進)を通じて、背景にある英知に気付く必要があります。


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