ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落105 [2012-06-12]

105 This shows that there are two stages of intelligence in the human form. One the Cosmic - directing the functioning of the body. And the other - mental opposition that causes the suffering in the body. A Clergyman expressed this well when he said that humanity has become Un-Godly. This is true, for people no longer look to the Creator for guidance, and they do not have faith in the giver of life. And as a result, they exercise their free-will to the full extreme under the master of fear. So greed has taken over, and it is like a cancer which is bound to destroy this civilization if it continues. These are the fruits of the free-will, where one Will does not trust another. But how can it when the will of man does not trust the Will Of The Creator or consciousness?

105 このことは人体は知性において二つの段階があることを示しています。一つは人体の機能を指揮している宇宙的な存在、そして他は人体に苦痛をもたらしている心の反抗です。ある牧師はこれを人類は神を敬わなくなってしまったと言ってこのことを良く表現しました。これは導きをもはや創造主に求めない人々にとっては真実ですし、彼等は生命の贈与者に信頼していないのです。その結果、彼等は恐怖の主人の下、最大限まで自分達の自由意志を行使するのです。そのため、貪欲が支配するようになりましたが、それはもし続くならこの文明を滅ぼすことになる癌のようなものです。これは一つの意志が他を信用しない所に実る自由意志の結実の結果です。しかし、人間の意志が創造主の意志、あるいは意識を信頼しないとしたら、どうなってしまうことでしょう。





【解説】

自然界において野生動物は必要以上のエサを得ようとはしません。一方、人間社会においては「ビジネス」という名の下に利益を上げようと貪欲さを発揮し、その結果、多くの国家規模の争いを生み出し、彼らが住む地上を荒廃させて来ました。

本項はその貪欲さの主因が恐怖心に由来していることを示唆しています。

日本国内にいるとあまり実感が湧きませんが、海外に出ると私達人間の貪欲さが社会全体を貫いていることが分かります。その中ではおとなしくしていると相手につけこまれ、或いは利用されるだけの存在になる以上は、常に感覚を研ぎ澄ませて、ビジネスチャンスを窺うような姿勢が生まれるのは当然でしょう。

それに対し、本項は第一に創造主への信頼を求めることを求めています。本来は宇宙的源泉からのアドバイスが生きもの達に与えられ、彼らはそれに従い生命を享受しています。私達人間には心というもう一つの知性があり、それが人間を牛耳っている為、穏やかな人生を送れないでいるのです。そして心自らがその意志を創造主のものに従わせない限りは過酷な状況は続くことになる訳で、まずはこの自分から創造主を信頼する生き方を始めて周囲の者に影響を与えることが期待されているのです。


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